西原さん、大変お世話になりました。
西原さんについては、ササンさんと池ちゃんさんからお話を伺っておりましたが、昨年のサウンドメッセで、彼の新旧のギターを弾く機会があり、個人的に大変印象に残るギターだったのを良く憶えておりました。
そんな時、池ちゃんさんから工房に行く機会を頂いて、ご一緒させて頂きました。
池ちゃんさん、ありがとうございました。
大阪から車で2時間ほど、のどかな山のふもとに到着。
西原さんが笑顔で出迎えてくれました。
ほんまに自然に囲まれた素晴らしい場所で、到着後、しばし時を忘れてしまいました。
古い民家を工房兼住居として使われているそうで、ギター作りには最適な場所だと思いました。
右が母屋、左の方は、機械類や塗装部屋があるそうです。
母屋にある仕事部屋です。
欄間が・・・さすが古民家。
ストックされている材。
これはほんの一部ですが、材が反らない様に板や木材で重石がされています。
製作途中のネック。
イングルマンスプルース・トップ
インディアンローズウッド・サイドバック
ジャーマンスプルース・トップ
マッカーサーエボニー・サイドバック
このサイドバック材は、5月に訪問した時には、まだ板の状態でした。
あの板がこんなに美しいギターになるんですね。
これは、結構手間がかかるそうです。
こういう所にさりげない遊び心が感じられるデザインが私は好きです。
西原さんが目指しておられるギターは、まず丈夫である事。
材選びでは、タッピングによる音の違いや材の特性等を考えながら、こういう方向の音になるだろうというイメージをしっかりとお持ちでした。
面白かったのは、ブレーシングに使う材も、転がしながら音を聞いて選ぶというお話でした。
2回にわたり、ほぼ半日ずつお仕事の邪魔をしてしまいましたが、ど素人の私の話にも本当に熱心に耳を傾けてくださり、長い時間お話して頂きました。
サウンドメッセでの第一印象でもそうでしたが、ギターに対しても人に対しても本当に真摯な方です。
世の中には良い音のギター、素晴らしいギターは沢山あります。
音的な事を言えばきりが無く、自分が欲しい音というものもイメージ的なものであり、それを伝えて理解してもらうのは至難の技です。
しかし、そういう事よりも、自分が弾いていて気持ち良く、入り込めるギター・・・それが第一条件のように思います。
彼のギターにはそれがありました。ギターの音色に心を感じるのです。
ちょっとオカルトになってしまいましたが(笑)、西原さんが作るギター、これからどんなギターが生まれるのか本当に楽しみです。
そんな事を考えながら帰路につきました。
nishihara guitars
p.s.西原さん、パパになりました。おめでとうございます。
今回のレポで少しだけ訪問した気にさせてもらいました^^
西原さんがみなさんから支持される理由に
相手の言わんとしていることを一生懸命聞かれる
そんな姿勢にあるのでしょうね。
そして、gonbeさんがおっしゃるように
自分が弾いていて気持ちよく、入り込める
まさにギターって個人で楽しむ素人の私にも
そうあってほしいと願う方向です。
西原さんはまだ独立してわずかですが
作るたびに音に変化が出てきていると思います。
彼のもとに新しい命が誕生し、人としても成長することが
ギターの音にも反映されていくのではないかと思います。
これからの彼の活躍が楽しみですね
そしてgonbeさん・・・ 楽しみですね(^O^)/
西原さんのギター、本当に彼の素晴らしい人柄が滲み出ている様な個性がありますよね^^ 彼の思いが音になって奏でている様に思います。弾いていて自分の演奏に自然に入り込める、そんなギターだと思います。
彼も昨日父親になられました。今後益々、彼の人間の深みが増していく様に、ギターの調べも素敵に成長しいくのだろうと期待しています。
今回UPされたギター、彼の息子さんの誕生と時を同じく産声を上げた個体となりました。彼の思いも殊更なんではないでしょうか。何とか素敵なユーザーさんの手元に嫁げます様にと願うばかりです。^^;
仰る通りだと思います。
メッセでも新旧のギターを弾きましたが、あの騒音の中で分からなかった部分もあるとは思いますが、音が進化しているのはよく伝わって来ました。
そのメッセのギターが西原さんの所にあり、何時間も弾かせて頂いたのですが、彼の人柄が音に表れているような気持ちよさを感じました。
パパになられて、これからがまた楽しみです。
頃合をみて、またご報告します。(謎)
私より池ちゃんさんのコメントの方が、上手く気持ちを表現してくれてますね。(#^.^#)
誕生日に生まれたギター・・・そんなん考えたら、やっぱりいっとかなあかんのんちゃいます?ねえ、ササンさん?(笑)
と言うことは、池ちゃんさん
本腰でカワセミ金融にGO!
「といち」なら貸してくれるでしょうから
借入お願いしますm(__)m
そのお金を握りしめているかにGO!
うちの専属腕利きネゴシエーターがなんとかいたします。(^_^)v(笑)
ジリコーテのバックインレイは、組み立てた後からその部分に補強を入れて、ドレメルかなんかで掘るのかな?
画像には回転工具らしきものが見えないので手彫だったりして・・・。^^;
写真はすべての機械を撮ったわけではないのでなんとも言えないのですが、もしかしたら手彫りかも?
よしださんがご一緒されていたら、製作される観点からお話しが聞けたので、めっちゃ濃い訪問になっていたでしょうね。
大型の機械類は離れの納屋に置かれていましたので、製材等はそちらでされているのだと思います。結構年季の入ったものばかりでした。